こんにちは
sarumeの美幸です
今日は「小腸」についてのお話です。
小腸というと、
「栄養を吸収する場所」
というイメージがありますよね。
胃で細かくされた食べ物は
小腸へ送られ
そこで必要な栄養を体の中へ取り込み
不要なものは先へ送っていき、
外へ便として排出されます。
つまり小腸は、
「必要なものを受け取り、自分の一部にする場所」です。
施術をしていると、
小腸がとても硬くなっている方に触れた時に、
私はこんなことを感じることがあります。
もしかしたら今、
体だけではなく、
心も何かを「消化できていない」のかもしれない。
心がいっぱいいっぱいで疲れているから
「もう何も消化したくない」のかもしれない。
人は毎日、
食べ物だけではなく、
たくさんの出来事や言葉、人との関わりを受け取っています。
嬉しかったこと。
悲しかったこと。
悔しかったこと。
納得できなかったこと。
特にマイナスな感情については、
悩むたびに
そのことについて考える時間が増えて
浮かんでくるその感情を論理的に処理して
自分を楽にしようと試みます。
本当は一つひとつ「その時」に感じて、
自分の中で整理して、
「その時に」必要なものだけを受け取っていけたらいい。
人間は、食べ物を身体の中にそのまま溜めておくことはできません。
消化できなければ苦しくなるし、そのまま置いておけば腐ってしまいます。
心も少し似ているのかもしれません。
食べたくないものは(インプットしたくないものは)
食べなくていい(無視していい)
全部食べなくていい(受け取らなくていい)
その時、消化できたものだけ
また必要な時に使える肥やしになる
なのに、全部受け取って
全部消化しようとするから
消化不良になります
そんな時、小腸はカチカチに固まりながら語ります
「もう受け取りたくない」
もちろん、
小腸が硬くなる原因は様々です。
食べ過ぎや消化不良、
ストレス、
自律神経の乱れ、
睡眠不足など,
身体的な要因もたくさんあります。
でも私は、
身体をゆるめていく中で、
患者さんが涙を流したり、
「実はあの出来事がずっと引っかかっていました。」
「考えてもしょうがないのに、眠れずに夜も考えてしまって」
と話し始めたりする場面を何度も見てきました。
だから私は、
体と心は決して別々ではないと感じています。
人生にも、
「消化する時間」
「消化できる余裕」
「消化できる分しか受け取らない心構え」
が必要なのかもしれません。
無理に前向きにならなくてもいい。
すぐに答えを出さなくてもいい。
「まだ受け取りたくない。」
そんな時があってもいいと思うのです。
けれど、体と心に余裕がなければ
1つ1つの出来事に冷静になれず、
また受け取り過ぎて心が辛い
そんな日々を過ごしてしまったりするのです
小腸がカチカチのままだと
なぜか小さいことも全部拾ってしまって
こだわりではなく「執着」を抱えて
自分の世界の中に、世の中に、「キライ」が増える
心が辛い(ことに気づいてなかったりもする)
体も辛い
そんなループに陥っていたりもするのです
お腹がゆるみ、
身体がゆるみ、
呼吸が深くなることで、
「まぁいっか」
「あの出来事にも意味があったのかもしれない」
「今思えば、ありがたいですね!」
「あの人は私の人生の名悪役!」
そんなふうに思えることがたくさんあります。
小腸は、
食べ物を吸収する臓器。
それだけじゃない。ことを
私は、身体を通して教えてもらいました。
人もまた、
人生の出来事を少しずつ消化し、
必要なものだけを受け取りながら、
自分という人になっていくのだと。
心の消化不良。
人生の消化不良。
抱えたまま歩いていませんか。
身体は今日も、
「もう頑張って全部受け取らなくていいよ。」
そんなことを、
お腹の硬さを通して教えてくれているのかもしれません。
身体がゆるむことは、
心がもう一度"受け取れる自分"に戻っていくこと。
私は今日も、そんな身体の声に耳を傾けています。
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